2003年に公開された『皆さん、あの伝説の刑事ドラマ『踊る大捜査線』の劇場版第2弾、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』について、熱く語り尽くしたいと思います!
あのレインボーブリッジ封鎖の衝撃、そして湾岸署の熱き戦いを、改めて振り返りたいと思います。
社会現象を巻き起こした伝説のドラマ、劇場版第2弾!
テレビドラマとして社会現象を巻き起こした『踊る大捜査線』。
自分も当時小学生だったのを思い出します。と同時にこの作品の虜になっていたのを思い出します。
その劇場版第2弾である本作は、邦画実写映画の興行収入記録を塗り替えるなど、公開当時も大きな話題となりました。
簡単なあらすじ
2003年。
かつて空き地だらけだったお台場は、今では話題のスポットや多くのビルが立ち並ぶ観光名所となり、湾岸署の署員たちは観光案内や迷子、交通整理に追われる日々を送っていました。
そんなある日、管内で猟奇的な殺人事件が発生。
警視庁から室井警視正らが到着し、初の女性管理官・沖田警視正を本部長に据えて特別捜査本部が設置される。しかし青島刑事らの必死の捜査をあざ笑うかのように、第2の殺人事件が起きてしまう。
はたして、無事犯人を構えられるのか?
というのが簡単なあらすじです。
登場人物
青島俊作(湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長) – 織田裕二
室井慎次(警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査担当管理官・警視正) – 柳葉敏郎
恩田すみれ(湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長) – 深津絵里
柏木雪乃(湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長) – 水野美紀
真下正義(警視庁刑事部捜査第一課・警視) – ユースケ・サンタマリア
袴田健吾(湾岸署刑事課長・警部) – 小野武彦
魚住二郎(湾岸署刑事課強行犯係長・警部補) – 佐戸井けん太
秋山副署長(湾岸署副署長・警視) – 斉藤暁
中西修(湾岸署刑事課盗犯係長・警部補) – 小林すすむ
緒方薫(湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長) – 甲本雅裕
森下孝治(湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長) – 遠山俊也
神田署長(湾岸署署長・警視正) – 北村総一朗
一倉正和(警視庁刑事部捜査第一課長・警視正) – 小木茂光
草壁中(警視庁警備部警備第一課特殊急襲部隊(SAT)中隊長・警視正) – 高杉亘
吉田敏明(警視庁副総監・警視監) – 神山繁
安住武史(警察庁刑事局長・警視監) – 大和田伸也
カジノの内の外国人 – ジリ・ヴァンソン
捜査員(警視庁刑事部捜査第一課) – 佐々木蔵之介、眞島秀和、小須田康人、中根徹
犯人グループ:国見昇 – マギー、高橋健三 – 入江雅人、三島龍也 – 森下能幸、中島高志 – 木村靖司、瀬川吉雄 – 三宅弘城
国土交通省道路局道路交通管理課職員 – 池田成志
りつ子の上司 – 高嶋ちさ子
スリ一家:母親 – 山下裕子、父親 – 原田修一、長男 – 神木隆之介、里佳子 – 向井地美音
噛み付き魔の被害者の女子高校生 – 小松彩夏
ガールズ7 – 橘凛、津乃村真子、千崎若菜、広澤草、川田希、柴田かよこ、木村陽子
事務職員 – 近江谷太郎
小池茂(監視モニター室オペレーター・警察庁情報通信局付技術捜査官) – 小泉孝太郎
江戸りつ子 – 小西真奈美
沖田仁美(警視庁刑事部捜査第一課強行犯担当管理官・警視正) – 真矢みき
新城賢太郎(警察庁長官官房審議補佐官(刑事局担当)・警視正) – 筧利夫
榊原(警察庁長官官房審議官(刑事局担当)・警視監) – 中原丈雄
増田喜一(女子高生を連続して襲う噛み付き魔) – 岡村隆史
和久平八郎(湾岸署刑事課指導員) – いかりや長介
凄い名だたる面々ですよ。
織田裕二演じる青島俊作、その熱き魂!
本作の見どころは、何と言っても織田裕二さん演じる青島俊作の熱き魂!
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」や「「レインボーブリッジ封鎖できません!」など、数々の名言とともに、彼は常に現場主義を貫き、事件解決のために奔走します。
まさにその姿は、観る者の心を熱くさせる刑事もの主人公。
何度見てもかっこいい。
湾岸署の仲間たち、それぞれの正義
青島だけでなく、室井慎次、恩田すみれなど、湾岸署の仲間たちも、それぞれの正義を胸に事件に立ち向かいます。彼らの絆、そして葛藤も、本作の見どころの一つです。
レインボーブリッジ封鎖という大胆な状況や同時進行で発生する事件の数々、
そして、それぞれの立場や関係が織りなす人間ドラマは、本作の象徴的なシーンです。
警察組織の権力、そして社会の矛盾を象徴しているかのように入り乱れ当時の社会の少しずつの変化。青島や室井さんをはじめとする湾岸署の人たちは、この巨大な壁に立ち向かい、自らの正義を貫こうとします。
陰の主役の【???】に翻弄される
そしてなんといっても今作の見どころは、個人的に、真矢みきさんが演じる『沖田仁美』
彼女の心境や態度、環境は、中々に壮絶だったと思います。
映画を見ている人の中では、ミスリードばかりする嫌な奴のい映っている方も多いかと思います。
しかし、彼女が何を守ろうとしていたのか。それは、彼女が力尽きるシーンに全てが表現されていました。
あの時の会議室での表情は、素直に鳥肌が立つほどのものでした。
そして、それぞれの自由意志の中で自己主張をするあの犯人たちも魅力的ですよね。
社会や組織になじむことが出来ず、 他者を否定し何とか自己の姿や形を保とうとする正義。
それと対立する形で組織のトップ、誰の正義、志に従うべきなのか。
これも本作のテーマとして非常に巧みで本当に凄過ぎる。
自分は、社会主義や核開発などの歴史に通じるように、最初に生み出した理由が正義や豊かさの為だったとしても、扱う者によってその姿は簡単に形を変えてしまうように感じます。
だからこそ室井さんという存在が、青島にとって大切で、その逆に、青島の存在が室井さんを支えているというこの関係が、尊い。危なく腐ってしまいそうになる尊さだ。
これは、薄い本が厚くなりそうだ。という冗談はさておき。
それぞれの出来事、事件の中にドラマがあるのはやっぱり魅力的です。
まとめ:日本映画史に残る傑作!
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は、エンターテイメント性と社会性を兼ね備えた、日本映画史に残る傑作です。アクションシーンの迫力、人間ドラマの深さ、そして社会へのメッセージ性。どれをとっても、観る者の心を揺さぶります。まだ観ていない方は、ぜひ一度、湾岸署の熱き戦いを体感してください!
というわけで、また次の映画でお会いしましょう!
【予告編】



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