
と言うわけで前回紹介しました。
『ビューティフルドリーマー』の元ネタ『夢みる人』を紹介したいと思います。
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』

簡単なあらすじ
スケベな高校生の『諸星あたる』と、彼に思いを寄せる宇宙人『ラム』。
二人が通う友引高校は明日に文化祭を控え、学生たちはその準備をしていました。
『あたる』や『ラム』の2年4組もいつも通りのバカ騒ぎしています。
しかしそんな中、世界ではとんでもないことが起こっていました。
友引高校を中心に、永遠に繰り返される文化祭の前日を繰り返していました。
そのループに巻き込まれた皆は、友引町からの脱出を図りますがあえなく失敗します。
次の日、目を覚ますとそこには荒廃した友引町が広がっていました。
果たして、あたるたちはこの不思議な世界を脱出し、現実へと戻れるのでしょうか!?
というお話です。
原作者『高橋留美子』先生が大嫌いと答えた問題作
前回も書きましたが、この作品は、原作者『高橋留美子』先生が大嫌いと答えたと言われる伝説の作品です!
しかしながら、クリエイター達に大きな影響を与えた名作でもあります。
ループ物の作品が世間で大きな影響を与えたSF傑作何ですが、
例えばアニメーション作品で言えば、『魔法少女まどかマギカ』や『涼宮ハルヒの憂鬱』など。
海外映画で『トム・クルーズ』有名になった日本のライトノベル作品の『All You Need Is Kill』など。
特に、『涼宮ハルヒの憂鬱』原作者『谷川流』さんには、途轍もない影響を与えてしまいました。
まぁそんな今作の何がすごかったかと言いますと、
ご長寿アニメなどの作品への『メタファー』の嵐だったんですよね。
常に同じ衣装を来て歳をとらずに
お決まりのお約束のような定番の物語に対して
監督『押井守』が全力の意思を込めて世界観を滅茶苦茶にドラマを展開させた名作なんですけどね。
傑作名シーンその①
冒頭の先生二人の会話シーンが秀逸なんですよ!
このシーンの台詞なんですが、『自分達は、ループの世界観を生きているんじゃないか。』という問題提起のシーンなんですが、
もう陰鬱で説明台詞と言いますか、問題文を小論文にしてというような具合なんですよね。
傑作名シーンその②

そして、これまた名シーンの給湯室のシーンです。
純粋なラムちゃんの恋心とか女同士の会話が秀逸でありここでピンと来る人がいると思うんですよね。
傑作名シーンその③

そして、ここのタクシードライバーの台詞のシーン。
運転手「お客さん、亀に乗って竜宮城へ行く話、知ってます?」
サクラ「今その気分を味わっとる」
運転手「亀に乗ってったのが太郎だけでなく、村人全員だったらどうだったでしょうねぇ。全員が竜宮城へ行ってそして揃って村へ帰ってきたとしたら、それでもやっぱり数百年の歳月が経っていたことになるんでしょうかねぇ。村人が誰一人気付かなかったとしても?」
サクラ「…何の話をしとる?
ここのシーンなんですが、タクシードライバーの他愛もない重要なシーンなのですが、
もうすぐ公開される『ヱヴァンゲリヲン』で似たような経験ありませんでしたか?
観たことがないという方もいらっしゃると思うので答えますと『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』にて予想だにしていないシナリオにシフトして、主人公のシンジくんと一緒に浦島太郎してしまう事があったと思います。
おそらく、個人的考察的には、旧劇又は漫画側のシナリオの未来の世界にインパクトを引き金にシンジくんだけが移行したのかな?位の気持ちでおりますが、
話が変わってしまったので戻りたいと思います。
世界そのものが浦島太郎のような夢を見ている世界なのではないか?という要素を見せてきた場面です。
この作品で近しいのはSFで言えば古典的な『水槽の脳』という理論をベースにしてるような夢を使った内容です。
『水槽の脳』
というのは、培養液などで劣化しないようにした脳に電極を繋ぎ脳に夢をみさせるという仮説から
「あなたが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ている夢なのではないか」
という現実と虚像をテーマとした理論となります。
これを扱った有名タイトルで言えば、『マトリックス』や『ルパン三世 ルパンvs複製人間』等々多数あります。
要するに、ループしているのは、誰かの夢の中での物語が『現実に影響を与えている?』
ということになります。
要するに、この作品は、『高橋留美子の夢の中だよ。』と言ったも同然だった訳なんですよね。
そんな中で、『成長せんからな』などメタ発言が全力だったことが、『高橋留美子』先生を怒らせたんだろうと思いますが、
真実は、どうなんでしょうね。
しかしながら本当に個人的には、最高に楽しめた名作でしたね。
『押井守』という作家性の魅力
『押井守』作品と言えば、個人的には、『攻殻機動隊』が一番に出てきます。
まぁ観てもらえれば、今作に通じるお話も出てくるのでそちらも是非楽しんでいただきたいですね。
ここまで堅苦しくなってしまいましたが、
実際普通に笑えるテンポ感もよくて面白い内容ということもあり、非常に見易いように感じます。
しかしながら、『うる星やつら』らしくなく『陰鬱で物静か』な方なので好き嫌いは、確かに出てきますね。
しかし、一度は手をつけて頂きたい名作ですので是非楽しんでいただきたいです。
予告編
視聴方法
『U-NEXT』『アマゾンプライムビデオ』『Youtube』にて無料で配信されています。

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